歯を大切に

世界有数の長寿国である日本ですが、統計上、日本人の歯の寿命は欧米人に比べて短いと言われています。その最大の原因は「予防習慣」がついていないから。日本では虫歯や歯周病になって初めて歯医者に行くのが普通です。そうなると、治療として歯を削ることになり、削ることを繰り返せば歯の寿命は短くなります。80歳時点で20本以上の歯を維持できれば、大抵のものを美味しく食べられます。食べられるだけではなく認知症の発症リスクを下げるなど健康寿命が伸ばせることも分かってきました。
とにかく、歯をなるべく維持することは健康上の理由からも大切なのです。歯を長持ちさせるには、生活習慣とケアの頻度が影響します。
タバコは歯にヤニが付くだけでなく、歯周病菌の住処であるプラークを付着しやすくするので歯にはよくありません。また、なによりも歯の寿命を縮める要因となるのが「歯を削ること」なので、そうならないように日頃からケアすることが重要。自宅ケアだけでなく定期的に歯医者に行き、歯石除去をしてもらいましょう。「歯は日頃からケアするもの」と意識を持って、歯を大切にしましょう。