中年期から意識「認知症」の予防

「認知症は高齢者の病気」と思っていませんか？
ある生命保険会社が行った「将来なりたくない病気」の意識調査では、ガンを抑えて認知症がトップになっています。皆さんも今日から認知症予防をはじめませんか？

＊そもそも認知症とは？
認知症は「一度正常に達した認知機能が持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態」です。

＊認知症を予防するための秘訣・７つ
世界保健機関（WHO）は２０１９年に世界で初めて、認知症を予防するガイドラインを公表しました。認知症予防として、是非毎日の生活に取り入れてみて下さい。
１．週に１５０分以上の有酸素運動や、週に７５分以上の活発な運動。ウォーキングを毎日の生活に取り入れてみて下さい。
　　健康アドバイスを受けるだけより、専門家の指導を受けて自分用の運動プログラムを提供してもらうと継続しやすいです。
２．バランスの良い食事。雑穀や玄米、マメ・ナッツ類とともに、野菜と果物を１日４００g以上摂ると良いです。
３．適正体重。特に中年期の肥満は要注意。
４．血圧管理。中年期の高血圧は老年期の認知症につながります。必要なら降圧薬の服用も考えられます。
５．糖尿病管理。血糖コントロールが悪いと認知症のリスクになります。
６．禁煙。喫煙は身体を害するだけでなく、認知症のリスクです。今からでも禁煙すると認知症の予防になります。
７．節酒。過度のアルコールも認知症のリスクです。少量なら大丈夫という報告もありますが、飲まない方は無理に飲む必要はありません。
ひとつひとつの積み重ねが、数十年後の認知症予防になります。無理なく取り組めるところから、考えてみて下さい。