へバーデン結節とは？

「最近、指の第一関節が腫れて、痛いのが続いています」こんな方は、４０代以降の女性に多い、「へバーデン結節」かもしれません。

へバーデン結節とは？
人差し指から小指にかけての第一関節が赤く腫れたり、曲がったりして、痛みを伴うこともしばしばある症状です。
４０代以降、特に高齢の女性に多くみられます。

へバーデン結節の原因
原因はわかっていませんが、レントゲンの画像から、よく膝で痛みの原因となる「変形性関節症」と考えられています。
つまり、指の関節の軟骨がすり減っている状態で、手を良く使う人がなりやすい傾向にあります。

たまに、関節リウマチを心配される方がいますが、典型的な関節リウマチは、人差し指から小指にかけての第二関節の腫れや痛みから始まることが多く、第一関節に起こるへバーデン結節とは別の病気です。
リウマチであれば血液検査でもわかるので、心配な方は整形外科を受診してみて下さい。

へバーデン結節の治療
安静が一番の治療となりますが、実際に手をまったく使わないなんてできないですよね。
そこでおすすめなのが、テーピングです。
粘着力の弱い幅が広めのテープ（マイクロポアなど）で第一関節をぐるっと軽く固定するだけでも効果があります。

マッサージで腫れているのを解消しようとする方がいますが、これは逆効果です。
指の関節の炎症を強くしてしまい、逆に変形が進みやすくなるので、注意しておきましょう。