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食べ合わせ

私達が日々食べているものの中には定番の組み合わせがありますよね。
例えば、豚カツにキャベツ、お寿司にガリ、焼き魚に大根おろしなど。

特に深く考えたことはないけれど、昔から当たり前にこの組み合わせで食べてきた・・・といったようなものです。
「食べ合わせ」とも言いますが、こうした複数の食材の組み合わせは単に美味しいからだけでなく、実はちゃんと理由があるってご存知ですか。

豚カツなど揚げ物と合わせることが多いキャベツは、食物繊維で油の吸収を抑え、キャベツに含まれるキャベジンが胃の粘膜を守ります。
お寿司に添えられているガリは、殺菌効果で生魚による食中毒を予防しつつ、脂の乗った魚を食べた後の口直しや魚の生臭さを消してくれます。

サンマなどの焼き魚に添えられることが多い大根おろしは、魚の脂っこさや生臭さを軽減してくれます。
日本で主に焼き魚にするのは青魚で、青魚はEPAやDHAなど栄養豊富であるかわりに脂も多め。そうした脂っぽさを軽減しつつ、大根に多く含まれるアミラーゼなどの消化酵素で消化も助けてくれます。

このように、普段当たり前に食べている食べ合わせにも、実はそれぞれちゃんと理由があるんですね。
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