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ウイルス性胃腸炎

ウイルス性胃腸炎は冬に流行し、その原因として最も多いのがノロウイルスです。
多くは自然に治りますが、重症化すると入院治療が必要になります。正しく予防し、万が一感染した場合も冷静に対応しましょう。

*ウイルス性胃腸炎の症状と対処法
胃や腸にウイルスが感染すると、嘔吐・下痢・腹痛・発熱など、様々な症状を引き起こします。
多くは数日から1週間程度で自然に治りますが、症状が激しく水すら飲めない状態が続くと、脱水症状を起こす場合もあります。
子供やお年寄り、基礎疾患を持つ方では特に注意が必要です。

残念ながら、ウイルス性胃腸炎に特効薬はありませんので、基本的には症状に対する治療となります。
こまめな水分摂取が重要で、症状に合わせて「吐き気止め」や「痛み止め」を使用していきます。ふらふらして意識がもうろうとする症状があれば、すでに脱水状態かもしれません。
すぐに病院を受診し、点滴などの適切な治療を受けましょう。

*ノロウイルス感染症への対応
1・2月は、ノロウイルスが猛威をふるい、職場や学校などで集団感染を引き起こすことも少なくありません。
原因食品には、カキなどの二枚貝が多く報告されていますので、生もしくは不十分な加熱料理を食べる時にはご注意ください。

万が一感染した場合も焦る必要はありません。
健康な方であれば数日で症状は改善します。なにより注意すべきは、他の人に感染を広げてしまうことです。
疑わしい症状がある場合は、無理して仕事や学校へ行かず、まずは病院を受診して医師の指示を仰ぎましょう。
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