睡眠中のホルモン分泌

脳や身体の休息、疲労回復の為には十分な睡眠が必要で、推奨される睡眠時間はだいたい７～８時間と言われています。そして睡眠の質に大きく影響するのがメラトニンと成長ホルモンです。

メラトニンとは睡眠ホルモンとも呼ばれ、自然な眠気を起こし寝付きを良くしてくれるもの。更に、高い抗酸化力を持ち、自律神経の調整力も高めてくれる大変重要なホルモンです。

そしてもう１つが成長ホルモン。
こちらはまさに名前の通り、骨や筋肉を育て子供の体を大きく成長させる働きをするホルモンですが、大人でも分泌されます。

大人の場合は新陳代謝を促進する働きをするので、体の細胞の修復や再生を助けてくれます。もちろん肌の修理や再生にも影響するので、寝不足だと肌荒れするのはこれが原因かもしれません。

そしてこの成長ホルモン、少し前までは２２時から２時の間に多く分泌されると言われていました。しかし近年の研究によってその説は否定され、「最初に訪れた深い眠りの時」に最も分泌されることが分かっています。

ただ、成長ホルモンはメラトニンによって更に分泌が即される為、メラトニンの分泌量が最も多くなる午前１～３時に深い眠りについているとベストと言えるでしょう。