瞼（まぶた）の痙攣

ふとした瞬間に瞼が痙攣する。
大抵の場合は片目の瞼だけ痙攣して、ほっておいても数秒で治まることが多いと思いますが、そんな経験はありませんか。

瞼の痙攣にはいくつか原因があり、中には瞼の神経異常でおこる眼瞼痙攣や片側顔面痙攣などの病気もありますが、一般的によくあるのは「眼瞼ミオキミア」と呼ばれるもの。大抵は片側の上下まぶた、特に下まぶたにピクピクとした痙攣症状が出ることが多いでしょう。不規則に短時間だけ起こり、症状は軽く瞼の開閉などには一切影響しませんし、痙攣範囲がそこから広がることもありません。

眼瞼ミオキミアの主な原因は、眼精疲労やストレスや肉体疲労や睡眠不足など。
特に最近はパソコンやスマホの長時間利用による眼精疲労の人が多いので、余計にこうした症状が出る人が増えています。基本的にこの症状は数日から数週間で自然と治るので、特に治療などを要しない人が殆ど。

もし何か少しでもケアをしたい場合は、自覚のある要因（ストレスや睡眠不足など）を減らしたり、眼精疲労の目薬などを使ったりするといいでしょう。疲れ目用のホットパックや、眼精疲労のツボ押しなども効果が期待できます。

尚、眼瞼ミオキミアだと思っていたものがいつまで経っても改善せず、痙攣の範囲が広がってきたり瞼を開けることが難しくなってきたりした場合は眼瞼痙攣の可能性があるので、その場合はすぐに眼科に行くようにして下さい。

最近、瞼（特に片方の下まぶた）がピクピク痙攣するな・・・という自覚症状がある方は、睡眠を十分とり原因となるストレスを軽減して、なによりも目を休めてあげることが大切です。
眼瞼ミオキミアは目を酷使しているというサインです。