歯磨きとフッ素

歯磨き粉のＣＭなどで「フッ素」というフレーズを見聞きしたことがあるかもしれません。
今は多くの歯磨き粉にフッ素（フッ素化合物）が含まれています。しかし、実際にどんな効果の為に含まれているか正しく理解している方は少ないのではないでしょうか？

そこでまずは歯磨きにおけるフッ素の役割をご説明します。
フッ素の働きは大きく三つ。歯の表面のエナメル質の修復（再石灰化）を促進すること、エナメル質を強化して虫歯への抵抗力を高めること、そして虫歯菌の働きを弱めることです。

ですから、フッ素を含むジェルを歯に塗って虫歯予防をするデンタルケアなどを歯医者で行うこともできます。とはいえ、最も手軽にフッ素で虫歯予防を行う方法はフッ素入り歯磨き粉を使うことでしょう。
その際に重要なポイントは、出来るだけ長い時間フッ素を口内に残しておくこと。

ですから、実はすすぎは少量の水で一回のみ、歯磨きしたら一時間程度は飲食を控える・・・というのが推奨されています。
なかでも就寝前の歯磨きは特に重要なので忘れないようにしましょう。尚、フッ素入り歯磨き粉の使用には年齢によって推奨使用量がありますので、特に小さなお子様の場合は量に注意して下さい。