ブログ

大人もかかる「中耳炎」

「中耳炎は、子供の病気」というイメージがあるかもしれません。
しかし、大人でも中耳炎になることがあります。むしろ大人のほうがバラエティに富み、重症な中耳炎と診断されることも。今回は大人もかかる中耳炎について解説します。

*子供に多い中耳炎
子供がよくかかるのは「急性中耳炎」(細菌やウイルスの感染)と、そこから炎症が長引いて起こる「滲出性中耳炎」(体液の貯留)です。いずれも細菌やウイルスが鼻から耳に回ることで起こります。
子供に起こりやすいのは、頭蓋骨がまだしっかり出来上がっていないから。大人でも起こりますが、頻度はやや低めです。

*大人に多い中耳炎
大人で多い中耳炎には、「慢性中耳炎」(鼓膜に穴が空いた状態)や、「真珠腫性中耳炎」(皮膚の細胞が中耳に入り込んだ状態)などがあります。いずれも長く続く難聴や耳だれで気付くことが多いです。
特に、真珠腫性中耳炎では手術が必要になることもあるため、早期の受診が必要です。

*飛行機に乗った後に起こる中耳炎も
飛行機に乗ると耳閉感が出ます。これは、外気圧と中耳内圧がうまく平衡状態にならないから。
耳抜で治すのですが、風邪をひいていると、うまく耳抜できないことも少なくありません。圧の異常が続くと粘膜が炎症を起こし、航空性中耳炎という状態になります。飛行機に乗る前にはしっかり体調を整えましょう。

*難聴・耳痛・耳漏はすぐに耳鼻科へ
中耳炎といってもその炎症の原因によって治療法が異なります。
ただ、症状は類似しており、難聴・耳痛・耳漏が代表的です。早期の治療で手術を回避できる場合もありますので、耳の症状で困ったら、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
悩みを解決したお客様の声
院長紹介
料金体制
当院について
アクセス

過去の記事

全て見る

完全予約制 ご予約はこちら