自重を使ったマッサージ

肩や背中の凝り、足のむくみなど、体の小さな不調は割としょっちゅう起こります。本来なら治療院などで根本的に改善するのがベストですが、生活の中で手軽にできるマッサージをしたい方もいるでしょう。しかし、背中など手が届かない所のマッサージは難しいし、出来れば仕事中などでも片手間に出来る簡単なのがいい。そんなニーズにお応えするのが、自重を使ったセルフマッサージです。
まず準備するのが、マッサージに使うボール状のもの。マッサージグッズには太めの棒状（ポール状）の物もありますが、今回は手軽にどこでもできることを重視しているので、「ボール」をオススメします。ベストなのは重さ・硬さともにマッサージのために作られたマッサージボールです。多少効果は落ちますがテニスボールやゴルフボールでもOK。椅子に座った状態で手軽に出来ることが、このマッサージのポイントです。床に置いて足裏、座面に置いて膝裏から太ももの裏側とお尻、背中と背もたれに挟んで腰や背中がマッサージできます。手頃なサイズのボールなら持ち運びも簡単なので、どこでも簡単にマッサージができますね。そして、ご自宅など横になれる場所では、座ったままだと難しい場所をマッサージしましょう。おすすめなのが、ふくらはぎとお尻の横。仰向けになってふくらはぎの下にボールを入れたり、横向きに寝てお尻の下にボールを入れたり。また、腰や背中も、寝てやる方が座るより遥かに重さをかけられるので、強めのマッサージが可能になります。いずれにせよ、マッサージするポイントは痛気持ちいい場所を自分で探してみて下さい。自重を使うため指や腕も疲れませんし、こまめにやることで凝りをためるのも予防出来ますよ。