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大人もかかる「おたふく風邪」

5~7月のこの時期に感染のピークを迎える「おたふく風邪」。医学的に流行性耳下腺炎と呼ばれ、ムンプスウイルスへの感染が原因です。年齢としては3~6歳を中心と報告されていますが、大人になってかかる場合もあります。

定期摂取への動きが進んでいる
保育園や幼稚園などで集団感染しやすいため、子供の予防接種スケジュールに組み込まれ、任意接種ワクチンとして2回の摂取が推奨されています。ちなみに、他国では定期接種になっているところもあり、日本でも早期定期接種化の要望書が出されています。

症状や移りやすい時期
耳から顎の下あたりの耳下腺や唾液腺がウイルス感染することで起こり、腫れ上がります。腫れる前日~腫れて3日後までが、もっとも他の人に移りやすい時期です。唾液腺の腫れは症状が出始めて1~2日がピークで、食べたり飲んだりつばが出る時に痛みが強く、1週間程度でよくなります。

大人の場合は要注意!
小児では、唾液腺の腫れ意外に症状がでないこともありますが、大人は症状が強く出やすく、3割の男性で精巣炎、女性では卵巣炎にいたります。不妊との関連はないといわれていますが、妊婦がなると流産にいたる可能性もあるため注意が必要です。

そのほか、脳炎・無菌性髄膜炎・膵炎など合併症のリスクがあり、稀に脳炎や髄膜炎では難聴や顔面麻痺といった後遺症が残ることもあります。

特効薬はないため症状に対して治療が行われますが、小児の場合には、幼稚園や学校など出席停止の措置がとられます。大人の場合法的な規定はないですが、事業所などに確認し、出勤への指示を仰ぐことをお勧めします。

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